マヌカハニーには、抗菌作用や免疫力アップなど様々な効果がありますが、ユニーク・マヌカ・ファクター(UMF)の成分であるメチルグリオキサール(MGO)が含まれていないとその効果を期待することはできません。マヌカハニーには、抗菌活性力の検査がされていない、あるいは検査されていても抗菌活性力の低いものもあるのです。
また、活性度の低いマヌカハニーをいかにも薬用効果があるかのように販売されているものもあるようなので、信頼できる会社を見分けることも重要となります。
そして、ユニーク・マヌカ・ファクターの効果を期待するためには、ある程度抗菌活性力があるものを選ぶ必要があります。
マヌカハニーのブランドマークについて
マヌカハニーのラベルには「UMF」「MGO」「MGS」「NPA」「TA」などのマークが表示されていますが、「UMF」「MGO」「MGS」はニュージーランド政府認定の規格となっており、品質の面でも信頼できます。
「UMF」はニュージーランドのUMFハニー協会の認定を受けたマヌカハニーだけが表示できます。
UMFハニー協会は不正な表示等を監視しているため、この「UMF」の表示されているマヌカハニーは品質も保証されています。
「MGO」はManuka Health社の登録商標ですが、Manuka Health社はUMF協会にも加盟しており信頼できるブランドです。
マヌカハニーの規格については、こちらのページを参照して下さい。
マヌカハニーのグレード
マヌカハニーのグレードは数値で表されていて、「UMF」は抗菌効果を表したもので、「MGO」は抗菌成分であるメチルグリオキサールの含有量を示したものです。
それぞれのマークの数値が示すものが異なっているため単純に比較することはできませんが、「UMF」と「MGO」には相関関係があるので、どちらかの数値が分かるともう片方の基準に置き換えた時の数値も分かります。
【UMFとMGOの換算表】
※メチルグリオキサール(㎎/㎏)
上記の換算表は下記サイトを参考にしました。
参考:https://export-x.com/manuka-honey-umf-to-mgo-calculator/
正しい選び方
マヌカハニーを購入するときは、ニュージーランド政府認定の「UMF」「MGO」「MGS」のマークが表示されていて、そのグレード(数値)が目的に合ったものを選べばいいということになります。
しかし、ゲレードを偽装している可能性もあるようなので、長年信頼されている業者なのか確認して、そして商品の成分分析証明書等で品質を明らかにされているものを選んだ方が確実です。
そしてグレードについては、目的に応じて選び方の基準は変わってきます。
活性強度が高い(UMFやMGOの数値が大きい)ものほどその効果を期待できますが、活性強度が高いものほど生産量は少なくなり高価となります。
マヌカハニーを購入する場合は、やはり効果を期待できるものを選びたいものです。
医療用として、ピーター・モラン博士の論文「医療におけるハチミツの復権」によると、UMF12~13のマヌカハニーでMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)に感染したキズの治癒などの症例が報告されています。
風邪の予防や健康維持・改善が目的の場合でも、活性度ランク別で中抗菌活性とされているUMF10+~15のものを選びたいと思いますが、このグレードが正解、といった答えはありません。
抗菌活性度だけでなく風味も含めて、自分に合ったものを継続的に摂取しましょう。
効果的な食べ方
普通の蜂蜜と同じように食べてもいいのですが、せっかくのマヌカハニーなので効果的な食べ方をしたいものです。
基本的には、1日に3~4回、1回あたり5㎖~15㎖の“生”のマヌカハニーを空腹時に食べると効果的だと言われています。(ティースプーン1杯分が約5㎖、大さじ1杯分が約15㎖)
マヌカハニーを口に含み、ゆっくりと自然に溶けるように舐めます。そして食べた後しばらくは、水分を摂らないようにしてください。
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